君はUNDERTALEを知っているか

    僕はよくゲームをする。それは幼少期から変わらない。ポケモンにハマり、星のカービィにハマり、ドラクエにハマり、マリオシリーズにハマり、パズルゲームにハマり、そして今はスマブラにハマっている。ゲームを全くしないという期間は自分の中には存在しないのではないか、というくらいにはやっている。

    大学生になった時に、僕はストーリーがしっかりしている物語がとても好きだということにも気づいた。PC用ゲーム「魔女の家」や「被虐のノエル」、「霧雨の降る森」などは、中身のしっかりした素晴らしいゲームだと思う。

    「UNDERTALE」もそういう類だ。

UNDERTALE

2015年9月15日にToby foxによってwindows用に作られ、現在pc、ニンテンドースイッチps4などでプレイ出来るこのゲームは世界レベルで売れている、まさに神ゲーだ。

    軽くストーリーを説明すると、人間とモンスターという2つの種族が生活する世界があり、ある時に人間とモンスターで戦争した。それで2種は別な領域で生活するようになった。ある日、主人公がそのモンスターの領域に入ってしまって、モンスターと接触しなければならなくなった。その主人公の振る舞いによってどういう結末を迎えるかが変わってくるというマルチエンドシステムのゲームだ。基本的にはRPGで、モンスターとエンカウントするが、行動によっては倒さなくても戦闘を終わらせることが出来る。

    僕がこのゲームについて好きな点を述べよう。

    まず、先程言ったマルチエンドのシステムがいかにも人情をつくようなストーリーになっているということだ。世の中には、自分に優しくしてくれる人がいて、最初は疑いをかける人もいて、自分を利用しようとする人もいる。優しくしてくれる人を傷つけるとどうなるか、自分を嫌う人に対して優しくするとどうなるか、一つ一つの振る舞いに人情的な重みがかかっているかのようなストーリー仕立てになっている。多くの感動ポイント、裏切りポイントがあり、感情の起伏が思わず激しくなるだろう。その感情の起伏が増大しすぎて、宇宙を超えてしまうかもしれない。

    次に、BGMが良い(僕がBGMの良いゲームが好きなことが多いのは前記事より自明なはずだ)。いかにも電子音だ、と思うところが多く、それぞれのエリアにいるボスとの戦闘用BGMがどれも良い。ただ、僕は曲を単体で聴くよりも、実際にプレイしながら(見ながら)聞く方が心にジーンとくるものがあって、BGMの良さを、ゲームのストーリーの良さを増幅させると思う。

    このゲーム最大の見所は、やはり自分の行動が運命を変える点にあると思う。ドラクエのような一般的なRPGは、選択肢が出たら、だいたい「いいえ」を選ぶとストーリーが進まなかったり、モンスターは倒すこと、逃げることを前提としてたりしていた。UNDERTALEでは、「いいえ」を選ぶこともできるし、モンスターを必ずしも倒す必要は無い(代わりに「みのがす」というコマンドがある、「逃げる」ではなく)。倒す未来も倒さない未来も用意されている、そこに自らの行動の重さが垣間見れる。

    これらが世界中で人気が爆発し、続編である「deltarune」をToby氏が出すに至った理由であろう。もし、1度も遊んだことがなければやってみるといい。後悔もするし、感動もするだろう。

 

P.S

このゲーム、そこそこ難易度が高く、操作精度が結構良くないとできないところもあるし、実際に僕はまだ自力でGエンドを迎えられていない。