太鼓の達人(聞くのが)おすすめの曲【ポップな曲編】

 なくしていたNintendo Switch版の太鼓の達人を先週の今頃見つけて少しだけはしゃいでおりました、どうもしらすです。

 

この記事は、ただ太鼓の達人好きの私が今聞きたい太鼓の達人の収録曲を紹介するものになっております。大きく分けて「かっこいい曲編」「ポップな曲編」「不思議な曲編」「ネタ曲編」の4つの記事に分けてお送りします。今回は「ポップな曲編」です。全体的に可愛らしかったり、ポップスの匂いが感じられたりするような曲を前回同様5曲ほどピックアップします。なお、今回紹介する曲もジャンルが「ナムコオリジナル」であるものに限ります。

 大まかに、曲の紹介と曲の感想、そして(鬼中心の)譜面の感想を軽く書きますが、筆者はめっちゃ太鼓の達人がうまいわけではないし(イエロー8段、ブルー4段)、たたいたこともない曲もあるのでベリベリ主観になります。許してちょんまげ。

 北海道では25日に自粛が解禁されそうな雰囲気なので、この記事の需要が0.03倍くらいになるかと思います。暇だったら見てくださいな。

 

 

1.3piece-JazzParty!

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 新筐体(AC15)のKATSU-DON verにて隠し曲として登場したこの曲。PSPDXではダウンロードコンテンツとして発売され、WiiU1代目でも遊ぶことができる。この曲は太鼓の達人の楽曲提供により採用されたもの。3piece、というだけあって、ピアノ、ベース、ドラムの3つの楽器で構成されている。作曲者はMihile(ミハイル)氏。この方、実は陰ながらyoutubeチャンネルを持っており、オリジナル曲や他の作曲家とのコラボのほか、この曲を作曲者自身が弾いてみた、という動画もある。私はピアノが弾けないので、あれだけ指がスムーズに動かせてうらやましい限り。

1.1.曲の感想

 主旋律のピアノ、テンポを進めるドラム、陰で曲を重厚にするベースで構成された高速なジャズ曲(?)。筆者は、小節の頭からメロディーが始まらない不安定な曲が結構好きで、ナムコオリジナルではこの曲だったりD's Adventure Noteだったりが該当し、両方とも好きである。まぁ、同じタイプの曲を並べても...なので割愛。ハモリとして不協和音を多数用いているのもジャズらしさというか即興らしさがでていてよい。

1.2.譜面の感想

 ☆9。小節線に音符が来ないタイプのリズムがとりずらい譜面。速い連符は最後の24分音符だけで、速さ的な技術はノルマクリアには必要ないものの、リズム的な癖が強いため、得意苦手が分かれる譜面ではある。人によっては可を量産する羽目になるし、置いてかれると不可を量産しかねない。偶数符の練習にはなるかもしれないが、少し練習にはテンポが速いかも。筆者はフルコンはできないものの、この曲をノリノリで叩いていることだろう。

 

2.チキンレース

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 Nintendo Switch版にて突如出現した太鼓の達人最新曲(?)。おそらくアーケード収録はまだ確認されていないのではないかと思われる(5/21現在)。作曲者はナカマオト氏。ボカロPもやっており、現在youtubeにはボーカロイド曲が3曲投稿されている。どれもこの曲とはまた違った雰囲気で面白い。新曲であるせいで、あまり書くことがないのは内緒で......

2.1.曲の感想

 実はこの曲の一番好きなところは冒頭の味のあるわくわく感だと思う。「これから始まりますよ」感が強い、学習発表会の始まりみたいな、またはマリオのようなアクションゲームの最初のステージのような雰囲気してるのが非常にポッピーで好き。ゴーゴータイム(サビ)のメロディーの「ミューン」みたいな音色もいい味を出していて、疾走感というよりは穏やかさすら感じる(BPM235くらいなのに...)。

2.2.譜面の感想

 表☆9、裏☆10。BPM236と速い譜面で、初見ヴァーナス殺しな曲。表は小節線が馬鹿みたいに組み込まれており、見づらい。ただ、叩く順番を決めておけば意外とむずくない(?)。だが個人的には速さも相まって☆9の中では難易度の高いほうに含まれると思う。というか普通においてかれる。

 裏は速い(自明)。譜面分岐があるが、1フェーズ終わるごとに来る「連打からの大音符」を叩けるか叩けないかで達人譜面か玄人譜面かに変わる。大音符を叩けないとほぼ連打しかない玄人譜面に落とされ、クリアすら危ぶまれる。ゴーゴータイムは繰り返し譜面かと思いきや、音符の数や配置がちょこちょこ変わって初見は面倒。普通にむずい。ただ、玄人譜面の怒涛の連打譜面は、メタルホーク BGM1やまださいたま2000とは違う、かつてないような譜面分岐の試みで面白い。

 

3.ボクハシンセ

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 どんだーなら誰もが知る、言わずと知れた名曲。その曲の特徴から、アーケードの段位道場では課題曲としてかなりの回数選ばれている。家庭用でも、Nintendo Switch版でダウンロードなしで最初からプレイできる。作曲は矢野義人、歌唱は佐野電磁。このコンビは別なナムコオリジナルの曲「君に、ロマンティック」と同じコンビである。この曲は佐野氏が開発したシンセサイザー「I am Synth」をテーマにした曲である。「とても簡単なのさ~」

3.1.曲の感想

 全体を通してファミコンチックなポップチューンの曲。そこに佐野氏の陽気な歌が乗っているという感じの曲。Aメロの歌詞「Hello~ My friend ボク~ シンセ~」はAメロの最初の歌詞固定ということもあってかなり頭に残ると思われる。歌詞を調べると、「君の思うままの音にしよう」とか「いろんなパルスで形を変えて届けよう」とか、確かにシンセサイザーの使い方みたいな歌詞がちょくちょく登場する。ファミコンの音色が好きでこの曲を推していきたい、というのもある。

3.2.譜面の感想

 ☆8。低速跳ねリズムの代名詞ともいえる曲で、慣れない人からはとんでもない量の可や不可をもらう。跳ねリズム系の中でも様々なパターンの叩き方を要求されるため、技術や慣れはかなり必要な部類。ゴーゴータイムの最後の12分16分12分地帯は、慣れておかないと可を量産しかねない。ノルマクリアだけなら難易度は適切な気がするが、フルコンとか全良とかの難易度は☆8のわりにかなり高い。

 その遅さからばいそくプレイすることもしばしば。ただ、段位道場では等速でしかプレイできない、つまり、犠牲者は後を絶たない、ということになる。

 

4.サンバ・アレグリーア

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 私がこの曲を好きだということで、スマブラバンジョー&カズーイをキャラ愛で使っている理由がわかる曲(?)。アレグリーアはスペイン語で「喜び」を表す言葉で、サンバで喜びをいっぱいいっぱいに表現した曲である。家庭用ではWii5代目で登場したのが初か。作曲者はSampling Master AYAこと佐宗綾子。この方は多くのゲームミュージックを作曲している方で、太鼓の達人にも採用された「Kamikaze Remix」や「Where is the Target?」も作曲されている。この曲とは全くテイストの異なる曲なのでそちらもおすすめ。

4.1.曲の感想

 リオデジャネイロのカーニバルのような雰囲気が曲全体に広がっている、とても陽気な曲。こういうカーニバル系、サンバ系の曲でよく使用されるカウベルとかホイッスルとかが音色的に好きで、テンポが変わらないから単純にノリノリになれる。これと同じタイプの曲で、バンジョーとカズーイの大冒険の「お宝ザクザクビーチ」というステージがあり、そのステージの曲もノリノリで好きだ。

4.2.譜面の感想

 表☆7、裏☆9。表譜面は☆7にしてはいろいろな技術を試される譜面になっている。偶数符が多いこと、叩き慣れが必要な12分での連符があること(ゴーゴータイムの最後のフェーズ)、裏拍を叩き続けることがあること(イントロ)など、突っかかる部分が多いため、☆7でも侮れない。

 裏譜面はリズムの癖が表の数倍強い。どの部分をとっても基本的に表拍から偶数符を叩いてその後ずっと裏拍を叩くみたいなことを繰り返しており、曲調にしては裏を取りすぎた譜面になっている。道中に通り魔のような風船音符があることもあり、全体を通していやらしい譜面である。

 

5.キミと響くハーモニー

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 The・オープニングみたいな曲。3DSver1代目ではオープニング曲として採用され、ストーリーのヒロインであるソプラノ姫(cv.東山奈央)が歌っている。アーケードでもソライロverから隠し曲としてプレイできるようになった曲。オープニング曲としては珍しく、裏譜面が存在するタイプ。作曲は、ストーリーモードでのラスボス「マオウ」の声も演じた佐藤たかふみ氏。

 余談だが、太鼓の達人3ds一代目、<ちびドラゴンと不思議なオーブ>のボスの名前や性格、見た目が、七つの大罪からとっていることをご存じだろうか?筆者もそれと知ったとき驚いたのだが、ボスの名前や見た目は、7つの大罪に関連する悪魔の名前や関連する動物からとっているらしい。その一覧を軽く載せておく(興味がなかったら飛ばして、本題じゃないので)

  • イケメンな容姿で回りを魅了する「アシュモ」→大罪「色欲」に関連する悪魔「アスモデウス」(サキュパス、ヤギなど)
  • メンヘラ「リヴァ」→大罪「嫉妬」に関連する悪魔「レヴィアタン」(マーメイド、蛇など)
  • 動かな過ぎてからだが岩になった「ママフェゴール」→大罪「怠惰」に関連する悪魔「ベルフェゴール」(フェニックス、熊など)
  • 株で儲けてアヒャアヒャ言ってるカラス「マン&モン」→大罪「強欲(金銭欲)」に関連する悪魔「マモン」(ゴブリン、カラスなど)
  • どんちゃんをなぜか食べようとする「ゼブブ」→大罪「暴食」に関連する悪魔「ベルゼブブ」(ケルベロス、豚)

5.1.曲の感想

 非常にノリやすい快活なテンポに優しい歌声が乗ったいい感じの曲。サビ前の転調もPopsらしくて、明るみにでたニ長調が好き。この曲の歌詞である「高い壁も登ればいい景色」という文に感動して気に入っている。太鼓の達人の歌(特にOP曲)は、「どんな困難もみんなで協力すれば必ず乗り越えられる」というメッセージをシンプルにわかりやすく伝えてくれ、純粋に元気が出る曲が多い。

5.2.譜面の感想

 表☆6、裏☆8。表は特に複雑な連符もなく、クリアするだけなら何ら苦労しない曲。フルコンも最後のドドドドカさえ気を付ければそこまで問題はない、鬼入門譜面。

 裏譜面は全体的に音符が詰まっているような印象で、歌オンリーのところ以外だとほとんど同じくらい音符密度がある。奇数符、偶数符ともに混在する曲で、ヴァーナスの練習にはちょうどいいかも。テンポも速すぎないため、比較的叩きやすい譜面という印象。大音符の連続は3dsボタン勢には苦しかったかも?ねっ?

 

6.その他(次点)

 今回5つには選ばれなかったが、同じくらい推したい曲を前回同様軽い紹介とともに言っていく。

  • ココロボ:不思議な空間に包まれたような曲。ナムオリで最速BPM360を誇る。
  • 闇の魔法少女:厨二。「不思議な曲編」でちゃんと紹介します。
  • Many wow bang!:「ネタ曲編」で紹介します。ネタ曲かどうかは怪しいが...
  • てんぢく2000:ブラック企業から逃亡する曲。全体的な雰囲気がよい。

 

次は「不思議な曲編」。ここが個人的ノミネート数が多くて一番迷う...。