太鼓の達人(聞くのが)おすすめの曲【かっこいい曲編】

 エンドレス研究課題のおかげでおうち時間が有意義になっています、どうもしらすです。

 この記事は、ただ太鼓の達人好きの私が今聞きたい太鼓の達人の収録曲を紹介するものになっております。大きく分けて「かっこいい曲編」「ポップな曲編」「不思議な曲編」「ネタ曲編」の4つの記事に分けてお送りします。今回は「かっこいい曲編」です。なお、今回紹介する曲はジャンルが「ナムコオリジナル」であるものに限ります。ゲームミュージックジャンルなどにもたくさんいい曲があるのですが今回は割愛。

 大まかに、曲の紹介と曲の感想、そして(鬼中心の)譜面の感想を軽く書きますが、筆者はめっちゃ太鼓の達人がうまいわけではないし(イエロー8段、ブルー4段)、たたいたこともない曲もあるのでベリベリ主観になります。ディスはやめてね。

 

1.隼(はやぶさ

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 太鼓の達人が新筐体になってすぐに隠し曲として登場、3DS一代目ではストーリーモードのボス戦の曲として使用された(ガクブルゥ山、マン&モン戦)。この曲が登場した当時、惑星探査機はやぶさが地球に帰還したり、E5系新幹線はやぶさが運行を開始したりとはやぶさに関連した出来事があった。それもあって、このタイトルにしたのだろうか。

1.1.曲の感想

 曲は隼のごとくアップテンポな構成。メロディーの8割がエレキギターで構成されており、エレキ好きにはたまらない(?)曲である。著者の推し部分は、中間部の静かな部分でベースパートがメロディーをこっそり弾いているところ。急に静寂になったと思った隙に静かにベースがメロディーを弾き始める。人はこれを「哀愁」と呼ぶのだろうか。そこから一気にサビに向かってテンションアップしていくのもアツい。ギターソロで終わるのもおしゃれ。まとめると「正統派かっこいい」曲。

1.2.譜面の感想

 ☆9。初見殺しの二倍速16分ドコドコ以外特に難所はないため、☆9としてはそこまで難しくない部類。ドラム合わせの譜面で、叩きづらいところもあまりない。ただ、BPMが186と少し早めで、思ったより密度がないのが逆に難しさを上げている原因か。ただBPM200越えの曲がわんさかある中での186なので強くは見えない。

 

2.冬竜~Toryu~

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 ナムコオリジナルにはシリーズ曲といわれるものが多くある(〇〇2000系が有名)。この曲は竜シリーズとしてこれまでに5曲収録されているシリーズの最初の収録曲。Wiiの決定版に収録されたり、Nintendo Switch版でも追加コンテンツとして購入可能でおうちでもプレイできる良曲。このシリーズはほかに春竜~Haryu~、夏竜~Karyu~、秋竜~Shiuryu~、氷竜~Kooryu~がある。著者は冬竜が一番好きで、夏竜が叩いてて一番楽しいと感じる。楽曲すべてに裏譜面が存在し、色々な譜面を叩くことができることもこのシリーズが人気を博している理由かもしれない。

2.1.曲の感想

 冒頭のピアノからかっこいい。全体を通してRPG感が強く、冒険心、野心がくすぐられる曲である。メロディーといい伴奏といい雰囲気が全体的によい。ピアノに注目して聞くとよりカッコよさが増幅されると思う。個人的には、最後のピアノの技巧が始まる前の部分でのわくわく感が一番好きかもしれない。森の中のような雰囲気から、一気に光が差し込んだかのような、それでいて題名通りの冷たさは忘れていないあの部分、圧倒的感動。

2.2.譜面の感想

 表☆8、裏☆9。表はテンポが速くない分繰り返しではあるがいろんな連符を捌く能力が試される。とくにドドドカカカという逆手を使う技術が試されるので、これの練習にはもってこいのテンポである。ゆっくりな分、良を出すのが難しいこともあって技術面で☆8にしては少し強めの部類だと思われる。

 裏譜面の序盤、中盤は長い連符がある以外は表譜面に少し音符を足したぐらいの難易度。問題は終盤。BPM110での怒涛の48分音符ラッシュが襲い掛かる。本当に腕(家では指)が追い付かない。著者の中では、それのせいで一生フルコンできない曲の一つになっている。まぁ、作曲者本人が速さを重視した曲だとコメントしているので仕方ない(?)。

 

3.デッド・オア・ダイ

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 太鼓の達人グリーンverの段位道場にて十段3曲目に用意されている曲。前作のブルーverからこの十段3曲目がそのverでの新曲で、かつ難易度が高すぎる曲になってきていた。その傾向をしっかりと引き継いだ譜面構成だ。作曲者はREDALiCE氏。この方はこれのほかに8OROCHIという曲も提供している。これもちなみに味があって好き。

3.1.曲の感想

 テンポが速く曲全体が激しい、いわゆるハードコアというジャンルの一つ。おすすめの部分は、ゲーム中でゴーゴータイムとなっている二回繰り返されるサビメロ。この曲を聴いてからしばらく頭から離れなかったくらい著者にとっては中毒性のある曲だ。さらに、二回目のサビ前では、一度BPMが0.5倍になってそこから急速にテンポアップして、サビに向かっていく。12分音符ゾーンから駆け抜けてサビに向かう曲調、とても激アツ。個人的には曲の終わり方も駆け抜けきってスパッと終わる感じが好き。

3.2.譜面の感想

 ☆10。BPM240という高速な中繰り返される多種多様の連符が襲い掛かり、これといった休む部分もないため、1000コンボ越えを叩ききる体力、連符を捌く技術の両方必要。冒頭で紹介したが、段位道場十段3曲目が前作のブルーverから「速さこそ強さ」みたいな☆10の曲になっていて、これもその言葉がお似合いな曲だ。ブルーverの「トイマチック☆パレード!!」といい、著者は速い曲は苦手なので無理ぽよ。巷でも、十段最難関と嘆く人も多いのだとか......。

4.Black Rose Apostle

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 この曲は「薔薇シリーズ」と呼ばれるシリーズ物のひとつで、新筐体(AC15)になる前から収録されている曲。よく「黒薔薇」と略して呼ばれる。Apostle(アパスル)とは「使徒」などという意味で使われ、キリスト教の伝道師を指す言葉だそう。薔薇シリーズはほかにもWhite Rose Insanity(白いバラの狂気)、Red Rose Evangel(赤いバラの福音)、Blue Rose Ruin(青いバラの破滅)、Purple Rose Fusion(紫の薔薇の融合)という曲があり、どれも違うベクトルでかっこいい。作曲は音ゲー界では有名な「世阿弥」(名義がTatshだったりPersonaだったり安定しない人)。

4.1.曲の感想

 こちらも、全体的に疾走感あふれる曲。冒頭のピアノの連符が終わると突如3拍子になり不安定になるのが4拍子の戻った途端のカッコよく頭に残りやすい(?)メロディー。終盤に差し掛かる前にゲネラルパウゼのごとく曲が一度静寂に包まれ、3拍子の時のメロディーも交えながら最後には「ジャンジャーーーーーーーン(文字に起こすとダサい)」と長めに伸ばして終わる。この曲はメロディーが気に入ったのもそうだが、個人的にはドラムも気に入っている。割と単調なドラムであるが、疾走感を演じるには十分なほどカッコよい。

4.2.譜面の感想

 表、裏ともに☆10なのだが、どちらの譜面も曲のどこの音を取ったらそんな譜面になるのか......。端的に言えば、表は完全体力勝負。裏は表を超える体力勝負(技術が必要な連符もあり)。表譜面は技術がそこまでいらない分根こそぎ取られる体力をつける必要がある。初見なら、最後の超高速の二つの音符を油断せず数えて叩こう。裏譜面は表譜面より密度が高いくせに連符を捌く技術も問われる強い譜面。段位道場に何度か選ばれるほど、ほかの☆10と並べても引けを取らない物量と難しさを誇る。

 余談だが、鬼譜面が最高難易度の☆10である曲はその他の難易度も難しくなりがちだが、この曲の「むずかしい」譜面は曲のドラムに合わせたようにスッカスカである。「むずかしい」譜面と鬼譜面(表)のノーツ差は驚異の506ノーツ。もちろんスッカスカだから簡単だ、というわけではないが、鬼と比べると骨粗しょう症を疑うレベル。

 

5.≠MM

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  読み方は「ではないにせん」。「≠」が「ではない」。Mはローマ数字で1000を表すため、ふたつあわせて「にせん」といった感じだ。この曲の作曲者は「さいたま2000」など2000シリーズでおなじみのLindaAI-CUE氏。だが、この曲はタイトルにある通り2000シリーズではない(らしい)。太鼓の達人Vita版ではストーリーモードのラスボスの曲として君臨し、アーケードの段位道場ではホワイトverの達人2曲目として突如現れた。

5.1.曲の感想

 ラスボス曲と聞いて納得する序盤。怪しい雰囲気の中、様々なパーカッションパートが踊りだす(推しはちょいちょい出てくるティンパニ)。最初のうちは単音を伸ばすばかりのメロディーが中高音のストリングスのメロディーになってカッコよく出でる。後半はBPMと怪しさが急速に増す。モールス信号から始まる独特な雰囲気は個人的にカッコよさと形容せざるを得ない。前半と後半で全く異なるカッコよさを体験できるこの曲は、まさに個人的「神曲」だ。

 一番最初に何か言ってる(「リア充は、〇ね!」ではない)、と思って調べると「厭悪(えんお)誅罰(ちゅうばつ)...散れ!」と言っているそう(公式)。「厭悪」とは「嫌悪」と同じくひどく嫌い憎むこと、「誅罰」は「成敗」と似ており罪を責めて罰すること。個人的な解釈では「憎い人は罰されて、〇んじゃえ!」だが、あっているのだろうか......。ちなみに公式の歌詞はこの6文字のみである。

 さらに曲中盤にある2つのモールス信号を解析すると、1つめは「I can no longer make up with you.」、つまり「もう二度とあなたとよりをもどさない」という意味になり、2つ目は「I aever accept you, !!」、つまり「二度と受け入れない」となる(aeverはneverの誤植)。やはり「憎い人は罰されて、〇んじゃえ!」なのだろうか。

 5.2.譜面の感想

 ☆10。その中でも最強レベルに君臨する譜面。「曲の感想」で「前半と後半で全く異なるカッコよさ」といったが、譜面に関しては「前半と後半で全く異なる難しさ」となぞらえられる。前半は0.5倍速でとにかく金太郎飴のごとく切り出される音符たち。中盤の縁ゾーンは初見で分かるわけもない。後半は一気に速度がアップし、高速で様々な連符を叩かされる。体力がどうとかではなく、下手すれば見えない、意味不明、で終わる。

 

6.ほかのかっこいい曲たち

 この5曲には入らなかったが、ほかにもカッコよくて中毒性のある曲はある。歌詞がちゃんとついた曲がなかったので歌詞のある曲を中心に、軽い印象とともにその曲たちを紹介させていただく。

  • Hurtling Boys:ニコ生で視聴者に譜面作らせて鬼譜面がやばくなった曲。
  • 散りゆく蘭の綴る詩:森蘭丸をテーマにした歌。ボーカルがカッコよい。
  • DIMENSIONS:「むずかしい」がむずかしい曲。ギターのメロディーがエモ。
  • UNDEAD HEART (怒りのWarriors):黙ってこれを見ればよい。

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ヽ( ˆᴗˆ )ノ

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ノ😇ゝ

 

ということで、次回は「ポップな曲編」。しばし待たれよ。