太鼓の達人(聞くのが)おすすめの曲【ネタ曲編】

 この前初めて生で「キツツキ」を見ました。とてもかわいかったです、どうもしらすです。

 

 この記事は、ただ太鼓の達人好きの私が今聞きたい太鼓の達人の収録曲を紹介するものになっております。大きく分けて「かっこいい曲編」「ポップな曲編」「不思議な曲編」「ネタ曲編」の4つの記事に分けてお送りします。今回はいよいよ最終回「ネタ曲編」です。曲として面白いと感じたものを中心に5曲紹介います。なお、今回紹介する曲もジャンルが「ナムコオリジナル」であるものに限ります。

 大まかに、曲の紹介と曲の感想、そして(鬼中心の)譜面の感想を軽く書きますが、筆者はめっちゃ太鼓の達人がうまいわけではないし(ブルー8段、グリーン4段、前々回までここ間違えてました)、たたいたこともない曲もあるのでベリベリ主観になります。

 コロナの第2波が危惧されます、自粛要請は解除されますが暇なときは外に行かずにこの記事を読んで時間をつぶしてください。

 あと、この記事ではできるだけめちゃくちゃメジャーなものは紹介しないようにしています。こだわりです。

 

 

1.イオシス秋の肉食祭2014

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 「アアン!?お一人で焼肉来たらわりいのかよ!」アーケード版では新筐体キミドリver.から、家庭用ハードではPSVita版から登場した焼肉ソング、をかたどった電波曲。思わず焼肉が食べたくなる一曲(?)。ボーカルは犬田彦。

 曲名にあるイオシスとは、1998年から活動を開始した、札幌市に拠点を置く同人音楽サークル「IOSYS」のこと。今は東方アレンジの曲を出しているイメージがあるが、その他にも三国志大戦世界樹の迷宮、昔のファミコンゲームなど扱ったことのあるネタは複数存在している。北海道大学のサークルから発展して今も時めく団体になったのだそうで、北海道の誇りだ(?)。

1.1.曲の感想

 なんだろうなぁ...。とにかく遊び心満載の特徴的な歌詞。焼肉のことを綴っているようで何か別なベクトルのイチャイチャ(?)を感じる。歌い方といい歌詞といい世界観が混ざりすぎてカオスになっている。でも、著者はこのカオスっぷりが結構好きで、遊んでいる感を全面に出している遠慮のなさが好きだ。「特上カルビ!」「オォン...」。この曲は世界観が独特すぎるので、とにかく聞くのが一番早いと思われる。

1.2.譜面の感想

 ☆9。曲のふざけっぷりからは考えられないぐらい総合力を試される☆9のなかでも上位に食い込むであろう譜面。複合も偶数奇数が多種多様に入り混じっており、速度変化も付いていて、24分音符付き。まさにお得なディナーセットという感じ(?)。問われる技術がいろいろ違いすぎて明確な稼ぎどころというのも見当たらない、なかなかボリュームのある一曲だ。

2.オーディオ de カッ!

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 太鼓の達人で古の時代にあった「〇〇de〇〇」シリーズの第6弾。「卓球de脱臼」や「ラーメンde Yo-men!!」などいろいろあるが、これはそのシリーズの最新作。ナムコサウンドのスタッフ制作の紙芝居ドラマ「オーディオ刑事」を題材にした曲。聞いてもらったらわかるのだが、内容は演奏用のデータがなくなり、新たに作って楽曲を作れ!というもの。壮大な茶番劇。アーケードでは新筐体ホワイトver.で、家庭版では3ds3代目で初登場。

1.1.曲の感想

 最初はありがちな曲、かと思えば「演奏用のデータが消えてしまいました」「なんだとー!?」「テッテッテッテーーーー」という昔の刑事ドラマにありがちなスタート(?)。曲としてはいろんなジャンルのものが一曲に詰まっていて楽しい。曲の終盤にある、「最後にみんなで歌おう、あのメロディーを...」と始まる、哀愁あるしっとりとしたテーマ部分は、思わず感動して鳥肌が...(俺だけ?)。

1.2.譜面の感想

 ☆9。密度はむしろ☆9の中では低いほうで、クリアやフルコンボ難易度は高くはない。それよりも今ではよく使われるギミックがよく使われている。例えば音符の追い越しやギミックとしての小節線、音符のないゴーゴータイムなど当時にはほとんど見られなかったギミックを多用しているうえに、これ以降に「FOOFOOカセット」や「トンデ・ミテ」など多くの曲にみられるギミックとなった。難易度よりも特徴的なギミックが目立つ。

3.!!!カオスタイム!!!

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 曲名がすべてを語っている。作曲はあの「t+pazolite」氏。スピードコアなどハイテンポな曲を多く扱っている。ナムオリでいうと「Shiny Kung-fu Revival」や「彼は誰時の誘惑」、GMでは「Surf Zapping」など今や多くの曲が収録されている。どの曲もハイスピードであるせいか、難易度の高い曲が多いのも特徴。

 アーケード版ではムラサキverでボスのような貫録で初登場。家庭用でもPS4でプレイ可能。音源では最近投稿されたUncut Ed!t!on(ノーカット版)を載せた。太鼓の達人ではこれの約0.5倍の曲のカオスと30倍の譜面のカオスを楽しめる。

1.1.曲の感想

 最初はまるでお花畑にいるかのような気持ちになるが急にハイテンポになりスピードコア感があふれる。その後は終止同じようなスピード感、しかしながらいい感じのメロディーで続いていく。ただ、とにかく効果音がたくさんある。情報量が多い。テーマがわからない。しまいには最後に「ありがとうございまぁあーーーーーーーす!!!」と、ナニコレ状態。それでもメロディーが良いから聞いてしまう。

1.2.譜面の感想

 ☆10。その中でもトップレベルの難易度。純粋な難易度の高さもあるのだが、とにかく譜面がカオス。当たり前のように音符が高速で飛んできたり、音符の追い越しがあったり...。初期BPMは256なのだが、最終的に290まで上がり最後にはドンを16分で叩かせる。高速初見殺し総合譜面、というパワーワード。これが出る前に超カオスと言われていた「ドンカマ2000」を彷彿とさせる譜面ギミック。これが局所的とかではなくほぼずっと存在している。

 余談だが、このカオス譜面ですら初日でフルコンボされており、さらに2020年3月26日にはでたらめでのフルコンボが観測された。なんでこんな譜面をたたけるんだい?

4.Many wow bang!

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 単刀直入に言うと俳句の歌。もともとはバンダイナムコ公式サイトでみられるショートアニメ「奥のデス道」第一話のBGMらしい。さらに曲のタイトルも山口素堂の俳句「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」の冒頭「目には青葉」をもじって作られている。とにかく俳句にまみれた曲。

 Wii2代目のストーリーモードでは、中ボス「イットリウム」のボス曲として採用され、アーケードでも12代目増量版で登場したものの、当時の人気ランキングでまさかの最下位。そのせいかアーケードで一時期姿を消した。(今はKATSU-DONver.から今までナムオリに顕在)

1.1.曲の感想

 個人的にはアーケード人気ランキング最下位となった理由がわからないくらいにはノリやすい曲。曲の7割近くがラップで構成されており、英語と日本語をうまいこと融合しながら韻を踏んでいっている。歌詞には、曲紹介でも言った山口素堂の俳句からとった歌詞が多く紛れ込んでいる(かつおwow,まじHealty ホトトギス超Fancy、など)。何を言っているかはわからないし、おそらくほかのラップより意味の少ない感じになっているが、日本の俳句とアメリカのラップ、両者の言葉遊びの融合を楽しめるグローバルな曲だともとらえられる(?)。

1.2.譜面の感想

 表☆7、裏☆9。表譜面には譜面分岐があるが、普通にたたいていれば達人譜面でいられる甘々設計。しかし、☆7にしてはリズムや複合が難しく、達人譜面は特に☆8レベルといっても過言ではないレベルだ。どの譜面をとっても偶数符がたくさんあり、人によってはとても叩きづらい譜面になっているので、慣れが必要だ。

 裏譜面は単純に表譜面のクセを強くした感じの譜面。複合はより複雑になり、偶数と奇数が入り混じっているせいでミスると置いて行かれやすくなった。ノルマクリアは比較的しやすいほうだとは思うが、フルコンまでもっていくにはまぁまぁな鍛錬が必要そう。

5.ラブリーX

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 アーケード初代のボスは「ゴーゴーキッチン」であった。アーケード2代目のボスはこいつだろう(だがゴーゴーキッチンのほうが難しい)。ds3代目のストーリーモードでの中ボス「わにゅうどう戦」で使用された。

 この曲はもともとナムコが出していたゲーム「ニューラリーX」というゲームでのステージのBGMとして使われていたものに歌詞をつけてアレンジしたものである。歌詞からわかる通り、車をモチーフにしたパックマン風のゲームである。ラブリーXの曲中に、ニューラリーXの効果音が使われているのも面白い点。ニューニューラリーXについてはこちら→

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1.1.曲の感想

 どういう設定があるのかはわからないが、イメージとしてはなかなかいかつい車でドライブしようぜ!って言ったら彼女は気に入らないもんだからタイヤには色々あるんだぜって言って機嫌を直していろんなところ行きましたーみたいな。声質といい曲の雰囲気といい、昭和のJ-POP感があり、なんだか癖になる一曲だ。あと音域的に歌いやすいので、早くカラオケに出てほしい。

1.2.譜面の感想

 表☆7、裏☆8。表譜面は幾度となく改変を繰り返してきた。最初は譜面分岐ありの☆10。プレステ2初代では☆9、アーケード4代目では☆8、7代目では☆7と、そしてDS3代目に譜面が少し変更され、WiiU3代目では裏譜面まで出るという愛されっぷり。連符が単色ばかりで基本は前の譜面を繰り返すループ譜面。叩きやすいテンポであるうえに、最後さえちゃんと叩ければフルコンボも容易。

 裏譜面は表譜面より複合が複雑になり、24分音符も登場し始めて結構難易度が上がった。特に終盤にある16分と24分が連続する複合は初見では難しい人も多いのでは?それでも☆9まではいくこともないし、☆10の栄光(?)を永遠に手にすることはなかった...。

6.次点

 これもいつも通りやります。本当は紹介したかったノミネート楽曲を5曲ほど紹介します。

  • ダイエット・パダライス:「パラダイス」ではない。ダイエット無理っていう話。
  • 毒LOCANdy♡:ふんいきがきゃりーぱみゅぱみゅみたい(小並感)
  • ラーメン de Yo-men!!:アゥ!with ラーイス。deシリーズ。
  • パン vs ごはん!大決戦!:いや両方好きなんかい。ふざけ方はアーバンギャルド
  • 冷凍庫CJ ~鳴乎面太鼓ブラザーズ~:ノるどん2000以来のご無沙汰で(ry

 

7.終わりに

 ここまで、4パターンのおすすめ曲を紹介していきましたが、結局曲ってどれがいいっていうのはあくまで主観です。もし、紹介した曲の中に、自分の主観に刺さるような曲が一曲でもあれば、と思って色々なタイプの曲を紹介しました。太鼓の達人にはほかにも頭に残る曲、個性的な曲、単純にいい曲などたくさんあります。著者が太鼓の達人に出会ったのも偶然なので、この偶然を機会に色んな曲を聴いてもらえればと思います。

 

 そして、このシリーズ記事には、世界一どうでもいいこだわりがあります。なんと、すべての記事の総文字数、4765文字になっているんですよ!!!(どうでもいい)