選挙、終わったな。参議院選挙でわかるオワコン化した日本政府

    7/21㈰、参議院選挙が行われたのはご存知だろう。僕も投票に行った。投票の様子は何と変わらぬ様子であった。そこそこな伽藍堂に静寂なオーラ、いつも通りだ。しかしながら、戦後2度目の投票率が半分を割ったという実情を聞いて色々と思うことがあった。嘆かわしいとも、妥当だとも思ったのだ。

    当然、選挙は国民の権利であるから必ず行かなければならないものでは無い。だから数年前から投票率云々で語り続けるマスコミやニュース番組はどうしたものかという思いがあった。しかし、今回の選挙においては投票率を見て語れることもある。

    まず、今回の参議院選挙に関するテレビ放送におけるニュースや報道が以前より少ない、ほとんどない状態だった。確かに時代は変わって、ニュースはスマホでも見られる状態になった。しかし、テレビが政府を捨ててしまえば本末転倒ではないか。テレビ離れをしていない世代は、僕達の世代より投票率も投票券のある母数も多いはず。少なくとも新聞よりは影響力の強いメディアであるはずだ。更には最近のニュース番組は報道というより議論の閲覧やエンターテインメントという意味合いが増してきた。だからこそ、日本政府に不信感のある人ならそれを訴える機会を汎用的なテレビというメディアで与えるべきだし、参議院選挙に関しては議論の余地が無限にあるはずだ。そして、選挙後にニュース番組で「なんでか投票率が半分割った」なんて言われても、お前らのせいでもあるぞ、という返答しか思い浮かばない。これが今回の投票率の妥当性を語れる理由だ。

    もっと面白いことがある。若い世代の投票率が低い事だ。投票数が相対的に少ないのであれば当然だ。少子化の影響があるから。今回はそれに加えて投票率も若い世代になるにつれ減少していたのだ。何故か?簡単だ。少子高齢化の影響で、高齢者が増えた日本では、当たり前だが高齢者に選挙権が偏る。すなわち候補者、政党は高齢者から票を集めれば勝てると思っているし、実際そうである。だから高齢者が喜ぶような政策、提案ばかり打ち出す。そして、高齢者は暇だから選挙には少なからず興味を持つし、若くなればなるほど忙しくなり選挙に手が回らなくなる人も中にはいるだろう。結果はどうだ。その通りになっているだろう。

    何が言いたいかというと、野党は選挙のために政治しているのだ。だから出産や教育に関する手当や設備、制度の開発が遅い。大学生という立場から話せば、多くの大学生が奨学金を「借りて」通っている。その返済は卒業後から始まる。そして、初任給が貰えてから社会保険雇用保険の分が引かれる。年金も支払わなければならない。奨学金の返済もしなければ。さて、新社会人の手元にどれくらいのお金が残るか。

    ここからわかることは、消費税が上がるかどうかなどどうでもいい、ということだ。マスコミがそればかり取り上げるため日本では消費税の話ばかり蔓延する。よく見ろ。保険金や税は今どこにいる。貸与の奨学金奨学金ではなく、地獄で延命させられているようなものだ。今の老人たちは若手の働きで出来ている。若手が減れば年金が減る。高齢者に手を差し伸べるより、結婚や出産、育児に手や金を書けないような制度や仕組みを作るのが先ではないか。そういうのは政府じゃないところが結構やっている。社内に子供を管理する保育士と場所を常設している会社も少なくはない。政府よ、動け。選挙のためではなく、日本のために。将来のために。なぜなら、根本的な問題は政府が最終解決するからだ。

    今の日本の制度は、人間が不死になってから採用するのが良い。子供を減らして、偉くもなんともない高齢者に優遇して残るものは選挙での勝利以外に何も無い。ただ、今の日本は選挙での勝利以外に法律をいじる手段がないのだからおかしい話だ。この制度を変えるのも政治家側だから、下手すれば永遠に変わることの無い制度になるかもしれない。あほらしい。

    また、ツイッターであるニュース番組(?)の映像がツイートされていた。それは、地方と都会で選挙に対する意識に差があるというものだ。千葉県の若い人は選挙に興味がなく、島根県(違っていたら申し訳ない)の若い人はなぜ選挙に行かないのか、というような態度であった。どうということは無い。教育のデバイドが既に広がっているということだ。教育の敗北だ。いや、本来は地方だから、都会だから、という差をつけることはしたくない。しかし、ついているのだ。政府によって。今は、選挙に行くよりも「友達とご飯を食べたり」「1人で趣味に時間を割いたり」する方が移動時間含めたった20分の数少ない意思表示より大切だと思われているということだ。

    政府はオワコンだ。選挙は終わった。若者をいじめて高齢者を得させるこの社会体制に未来はない。欠陥だらけの日本政府のことを考えながら、僕は早く家に帰ってYoutubeをみたりスマブラしたいと思っているわけだ。もちろん悪いのは政府だけではないのだが、なぜだか。

 

なぜだかな。