ボーカロイドもいい曲あるんやで

    僕の兄は、ボーカロイドや現代のアニメ、またはそれを好む人たちを結構毛嫌う。いわゆる「オタク」と言われている人達に、文化にどうも共感を得られないらしい。僕は最近のアニメを見ないのでわからないゆえ、今回はボーカロイドに話の焦点を絞るが、正直あの毛嫌いは単純に食わず嫌いなのではないか、と思われる。千本桜で一時期起こったボカロブームに僕自身は乗り遅れた人間だし、ボカロの存在を知ったのは、歌い手の存在を知ってからだ。その後、KEMU VOXXに出会い、ハチに出会い、じんに出会い、ピノキオPに出会った。僕自身もまだ知らない曲が沢山あるが、僕の中で「ボカロで良い曲」というコンセプトの元色々な曲を紹介してみる。普段聞いていない人も、この記事をきっかけに聞いていただけたら幸いである。

 

1. 歌に形はないけれど

【初音ミク】「歌に形はないけれど」オリジナル曲 中文字幕 - YouTube

 

    ピアノから始まる典型的なボカロしっとり枠のひとつ。「あの日僕は世界を知り、それは光となった」という歌詞に僕は惹かれたし、全体的に落ち着いた雰囲気で、定期的に聞きたくなる曲になっている。

2. 拝啓ドッペルゲンガー(kemu VOXX)

【HD】拝啓ドッペルゲンガー 【KEMU VOXX】Dear Doppelganger - YouTube

    僕はボカロという存在を「kemu VOXX」というグループから知った(歌い手さんが叫んでいた)。そのkemu VOXXの最新作である。「敗北の少年」を最後に2015年から投稿がなくなったものの、2018年に突然あがったこの新作は、全くと言っていいほど当時の曲調、歌詞が色褪せない、寧ろ濃くなっている1曲だ。kemu VOXXがかつて好きだった人、混沌な世界観が好きな人はぜひ聞いて欲しい1曲だ。

3. ゼロ(ピノキオP)

PinocchioP - Zero / ピノキオピー - ぜろ - YouTube

    このボカロPは作る世界観がかなり独特で、特にこの人が書く歌詞が僕は好きだ。言葉選びがかなり繊細で、この歌にこの言葉を入れるとは、というような驚きさえ感じる歌詞が多い。今回選んだ曲はかなり最近の曲で、特に好きな歌詞がある曲だ(サビの歌詞が特に好み)。このボカロPで好きな作品は多く存在するが、今回は特におすすめしたいこの曲を聞いてみて欲しい。最新曲もアップロードしたのでそれもぜひ。

PinocchioP - Love of Love by Love for Love / ピノキオピー - 恋の恋による恋のための恋 - YouTube

4. 脱法ロック(Neru)

Neru - 脱法ロック(Law-evading Rock) feat. Kagamine Len - YouTube

    この曲は曲自体もそうだが、PVのカオス感がとても良い。Neruの歌詞が作る世界観にカオスなPVを乗せて、この曲の勢いみたいなものがかなり増幅しているように感じる。全体的なノリも良いため、テンションをあげていきたい時に聴いた方が良い1曲だ。

    ちなみに、歌い手のアンダーバーさんがこれをフリーダムに歌っていて、そちらも好きなので余興として聞いてみて欲しい。

フリーダムに「脱法ロック」を歌ってみた【__(アンダーバー)】 - YouTube

まとめ

    今回紹介したのは当然ながらボカロの氷山の一角に過ぎない。僕がおすすめしたい作品は他にも山ほどあるが(カゲプロとかね)、まぁここはブログという場であるから4作品くらいが適当だろうということで4つ紹介した。普段あまり聞かない方にも馴染める作品では無いかもしれないが、面白い曲もあるもんだなぁ、そう思っていただければいい。