4ヶ月ぶりの定期演奏会を涙を交えて振り返る

    先日僕が入手したのは、「北海道大学連合吹奏楽団第46回定期演奏会」のDVD。約4ヶ月越しになってしまったのは仕方ないとして、僕はワクワクしながら家に帰り、再生した。そして、この記事は、再生しながら書いている。

    ロビコンとして行われた木管8重奏の「ゆきのはなびら」、金管8重奏の「奥義」はどちらもうまかった。木管の方はバランスがよかったし、金管は何よりソロがうまかった。

    第1部オープニングは「ジュビリー序曲」。最初のファンファーレは圧巻で、早いところも中々よかった。テンポが安定しなかったのが残念だったが、いいオープニングを飾れたと思う。

    次は「ルイ・ブルジョアの賛美歌による変奏曲」。中間部はテンポ感も安定していて、ソロも完璧だった。ただ、連符の精度があまり良くなく、連符になった途端少し音量が下がるのがもったいない。この曲が今回の大きな反省点となった曲かもしれない。

    1部最後は「宇宙の音楽」。なんてきもいセトリなんだ。

    ただ、あまりにもうますぎる。冒頭のホルンのソロ、ビッグバン、孤独の怒涛のソロ、ハルモニアの和音スペシャル、未知で迎えるラスト、完璧すぎた。思わず泣きそうになったのは内緒だ。

    第2部のオープニングは「Mr.インクレディブル」。勢いのあるこの曲に勢いはつきすぎた。ドラムのノリに全員が乗っかり、「勢い」というベクトルで一体感のある演奏だった。

    続いては「戦場のメリークリスマス」。ピアノ素晴らしかったよ。お疲れ様。

    2部最後は「ジャパニーズグラフィティⅨ いい日旅立ち」。各ソロが素晴らしい演奏をしていた上に、いい意味で落ち着いた演奏をしていたと思う。いい日旅立ちは、何回聞いてもいい曲ですねぇ。

    3部はまさかのバーンズの「交響曲第3番作品89」。1楽章。冒頭のチューバソロは文句なしすぎる。絶望感を全員で表現し切っていたのではないか。改めて低音強し。

    2楽章。ファゴットさんうますぎではないか。その後に続くソロ、それぞれのパートのアンサンブルが心に響く。

    3楽章。ずるい。本当にずるい。冒頭から泣かせにいきすぎている。実際泣いた。ハーモニーが本当に綺麗で、理想を思い描いたバーンズの感情がモロに出ていたようだった。

    そして4楽章。これもずるい。特に後半、短調になってからだ。印象的なメロディー、中間部の穏やかな部分、ラストの和音、何もかもが素晴らしい!

    アンコールとして演奏した「そりすべり」も「宝島」も素晴らしかった!(語彙力)

    本当に素晴らしい定期演奏会だった。こんなセトリじゃなくても、大曲はぜひとも来年もお世話になりたいものだ。こんなに感情の昂った演奏会は初めてだ。ありがとう。

 

P.S

宝島が、映画のエンドロールの雰囲気しか出してなかった。改めて宝島は神曲だと感じた。真島さんありがとう。